💰 貯金1000万円から始めたNISA投資体験記|【第18回】NISA・特定口座・一般口座の違いと「損益通算」のリアル

投資

📘 複数口座の仕組みに初めて混乱した話

NISAを始めてしばらく経ったころ、証券会社でiDeCoを始めたことをきっかけに、**「特定口座」や「一般口座」**という新しい言葉に出会いました。

「え、NISAと何が違うの?」──最初は正直それくらいの認識しかありませんでした。

調べてみると、NISAは非課税で運用できる特別な口座で、それ以外の投資は課税対象。

つまり、**特定口座や一般口座は“通常課税の投資口座”**ということ。

制度が違うだけで、同じ投資でも税金の扱いが全く違うんだと気づきました。

💡 なぜ特定口座を選んだのか

「夢枠」として購入したeMAXIS Neo 宇宙開発を買う時、NISA枠はすでに使い切っていました。

課税口座を使う必要があり、そこで「特定口座」と「一般口座」の選択肢が登場。

私は迷わず、**「特定口座(源泉徴収あり)」**を選びました。

理由はシンプルで、税金の計算や納付を自分でやりたくなかったから。

証券会社が自動で税金を処理してくれるこの仕組みは、当時の私のような初心者には本当にありがたいものでした。

📊 NISA・特定口座・一般口座の違い

口座種類課税損益通算確定申告特徴
NISA口座非課税不可不要利益が非課税だが、損失を他口座と相殺できない。
特定口座(源泉徴収あり)約20%可能不要税金を自動計算・納付。初心者におすすめ。
特定口座(源泉徴収なし)約20%可能必要自分で確定申告すれば損益調整が可能。
一般口座約20%可能必要取引ごとに自分で記録。上級者向け。

この表を作ってみて、ようやく自分の投資環境を整理できた気がしました。

📉 損益通算という救済制度を知る

この頃、初めて**「損益通算」**という仕組みを理解しました。

これは、利益が出た投資と損をした投資を相殺できる制度。

つまり、損をしても無駄にはならないのです。

たとえば、A株で10万円の利益、B株で6万円の損失を出した場合、課税対象は「10万円−6万円=4万円」。

税率が20%なら、8,000円の節税になります。

以下のように整理すると、損益通算の効果が分かりやすいです。

取引内容損益額通算後の課税対象節税効果
A株:利益+100,000円40,000円約8,000円
B株:損失−60,000円

ただし、NISA口座は非課税の代わりにこの損益通算が使えません。

つまり、「NISA=得しかない制度」ではないということ。

損をしても他口座と相殺できないので、NISAに全力投資するよりも、

特定口座とのバランス運用を意識するようになりました。

✅ まとめ

  • NISAは非課税だが、損益通算は不可。
  • 特定口座(源泉徴収あり)は初心者に最適。
  • 損益通算を活かすなら特定口座(源泉徴収なし)も検討を。
  • 税金を学ぶと、口座の使い分けが上達する。

🔜 次回予告

次回は、私が“夢枠”として購入した宇宙開発ファンドの値動きと、心の揺れ動きについて。

テーマ投資に惹かれた理由や、実際に体験した「上がった!下がった!」のリアルを語ります。

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