📘 複数口座の仕組みに初めて混乱した話
NISAを始めてしばらく経ったころ、証券会社でiDeCoを始めたことをきっかけに、**「特定口座」や「一般口座」**という新しい言葉に出会いました。
「え、NISAと何が違うの?」──最初は正直それくらいの認識しかありませんでした。
調べてみると、NISAは非課税で運用できる特別な口座で、それ以外の投資は課税対象。
つまり、**特定口座や一般口座は“通常課税の投資口座”**ということ。
制度が違うだけで、同じ投資でも税金の扱いが全く違うんだと気づきました。
💡 なぜ特定口座を選んだのか
「夢枠」として購入したeMAXIS Neo 宇宙開発を買う時、NISA枠はすでに使い切っていました。
課税口座を使う必要があり、そこで「特定口座」と「一般口座」の選択肢が登場。
私は迷わず、**「特定口座(源泉徴収あり)」**を選びました。
理由はシンプルで、税金の計算や納付を自分でやりたくなかったから。
証券会社が自動で税金を処理してくれるこの仕組みは、当時の私のような初心者には本当にありがたいものでした。
📊 NISA・特定口座・一般口座の違い
| 口座種類 | 課税 | 損益通算 | 確定申告 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| NISA口座 | 非課税 | 不可 | 不要 | 利益が非課税だが、損失を他口座と相殺できない。 |
| 特定口座(源泉徴収あり) | 約20% | 可能 | 不要 | 税金を自動計算・納付。初心者におすすめ。 |
| 特定口座(源泉徴収なし) | 約20% | 可能 | 必要 | 自分で確定申告すれば損益調整が可能。 |
| 一般口座 | 約20% | 可能 | 必要 | 取引ごとに自分で記録。上級者向け。 |
この表を作ってみて、ようやく自分の投資環境を整理できた気がしました。
📉 損益通算という救済制度を知る
この頃、初めて**「損益通算」**という仕組みを理解しました。
これは、利益が出た投資と損をした投資を相殺できる制度。
つまり、損をしても無駄にはならないのです。
たとえば、A株で10万円の利益、B株で6万円の損失を出した場合、課税対象は「10万円−6万円=4万円」。
税率が20%なら、8,000円の節税になります。
以下のように整理すると、損益通算の効果が分かりやすいです。
| 取引内容 | 損益額 | 通算後の課税対象 | 節税効果 |
|---|---|---|---|
| A株:利益 | +100,000円 | 40,000円 | 約8,000円 |
| B株:損失 | −60,000円 |
ただし、NISA口座は非課税の代わりにこの損益通算が使えません。
つまり、「NISA=得しかない制度」ではないということ。
損をしても他口座と相殺できないので、NISAに全力投資するよりも、
特定口座とのバランス運用を意識するようになりました。
✅ まとめ
- NISAは非課税だが、損益通算は不可。
- 特定口座(源泉徴収あり)は初心者に最適。
- 損益通算を活かすなら特定口座(源泉徴収なし)も検討を。
- 税金を学ぶと、口座の使い分けが上達する。
🔜 次回予告
次回は、私が“夢枠”として購入した宇宙開発ファンドの値動きと、心の揺れ動きについて。
テーマ投資に惹かれた理由や、実際に体験した「上がった!下がった!」のリアルを語ります。
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